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交流広場・青雲塾開催の様子

第41回「織田作之助生誕100年記念 織田作之助と小説『夫婦善哉』について」

日時 2013年7月5日(金)午後6時30分
場所 備後町クラブ 2階 洋室「もみ」
大阪市中央区備後町3-6-14 アーバネックス備後町ビル 電話 06-6264-1598
講師 上 孟二 氏 (織田作之助研究家)
テーマ 「織田作之助生誕100年記念 織田作之助と小説『夫婦善哉』について」
会費 4,000円(講話 1,000円 懇親会 3,000円 )
講師プロフィール

1948年生まれ。大阪工業大学卒、建築設計事務所に勤務する傍ら大阪の美術建築や上方文化に強い関心を抱く。退職後、織田作之助の資料収集に精力を注いでいる。

<著作>
「いま甦る織田作之助“幻の映画脚本”『あのひと』―松竹映画大船作品―」(2012年12月発行)
「織田作之助の真実」(電子書籍 PDF版 2013年4月発行)

講師から終わっての感想
  「オダサク」こと織田作之助は、疾風怒涛の如く昭和を駆け抜けた流行作家です。
20代半ばで文壇に登場し、33歳でこの世を去るまで小説、評論、随筆、脚本などを数多く手がけました。
早世の異端児、無頼派作家、短編の名手とも呼ばれ、名作「夫婦善哉」(めおとぜんざい)はよく知られています。
そんな「オダサク」の日常や作品世界に新しい光をあてながらお話します。
担当から

今年は織田作之助の生誕百年ということで、今秋の大阪歴史博物館での織田作之助展をはじめ、現在開催中の九条 シネ・ヌーヴォでの「織田作之助と仲間たち」(8月30日まで)など、記念イベントが目白押しです。今回は活気づく
オダサク倶楽部 http://www.facebook.com/OdaSakunosuke
から、昨年、日本酒をテーマに講演の岩佐善哉さんに続いて上講師にお願いしました。
上講師は、織田作之助が戦時中の徴兵検査で徴集免除となったことを通達する文書を、たまたま購入した古本から発見され、今年、1月の新聞紙上で大きく取り上げられました。作之助は徴集免除後に小説の執筆を開始しており、これがなかったら数々の名作は誕生してなかったかも知れませんね。大学関係者を含めての講演や電子書籍の発行など、ここ数年の熱心な取り組みが花開いて今、乗りに乗って活動され、また各方面の人脈を広げられています。そんな上講師に、作之助への熱い思いを語っていただきました。
今回は、作之助の上のタツ姉さんの夫竹中国治郎氏の縁につながり、オダサク倶楽部会員の吉川幸子さんにご参加いただきました。
また、私の高津高校在学時のクラスメートであり、現在、高津高校の現役教師の當内義憲さんにも参加いただきました。當内さんは、織田作之助生誕100年記念事業に関連して、生原稿など作之助ゆかりの高津高校所蔵物の調査についていろいろ協力をしていただいています。6月13日、上講師が自らの書かれた作之助関連の著書その他の資料を高津高校および同校同窓会に寄贈されたときには、橋渡しの役割を担っていただきました。
上講師をはじめ、ご参加の青雲会会員の皆様、ご支援いただいたオダサク倶楽部の皆様にあつくお礼申し上げます。有難うございました。
8月24日(土)からNHK TVドラマで「夫婦善哉」が毎土曜日午後時から4回連続で放送も始まります。森山未來・尾野真千子他豪華なキャストで楽しみです。
http://www9.nhk.or.jp/dramatopics-blog/6000/152260.html
もちろん、「大阪大学21世紀懐徳堂塾 OSAKAN CAFE おださくが歩いた大阪」 のトークサロンが8月10日(土) 14:00から「アートエリアB1」・京阪電車なにわ橋駅地下1階もお薦めです。参加無料・申込不要。NHKドラマ関連の展示もあります。
http://21c-kaitokudo.osaka-u.ac.jp/events/2013/5669
今年は当分、織田作之助の生誕百年の記念イベントから目が離せませんねぇ・・・。

青雲塾担当 松井繁幸(第23期)



第41回青雲塾(2013. 7.5(金) 備後町クラブ) 写真
『織田作之助生誕100年記念 織田作之助と小説『夫婦善哉』について』

スクリーンを前に講師の話に聞き入る
スクリーンを前に講師の話に聞き入る

次第にオダサクの世界に引き込まれて・・・
次第にオダサクの世界に引き込まれて・・・

織田作之助の資料を掲げ説明に熱が入る 上 講師
織田作之助の資料を掲げ説明に熱が入る 上 講師

映画「夫婦善哉」のポスターを背に懇親会でも話が尽きない
映画「夫婦善哉」のポスターを背に懇親会でも話が尽きない

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